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2025.6.1
外構は「劣化」ではなく「成熟」するもの
外構は「劣化」ではなく「成熟」するもの
庭に流れる季節のリズムとともに、素材がゆっくりと風景になっていく―― そんな静かな時間の積み重ねを、私たちは「経年美」と呼んでいます。
新築時の整った美しさも素敵だけれど、10年後・20年後にふっと心に沁みる庭をつくりたい。
「にわつく」では、時の移ろいに寄り添い、風合いが育つ素材を使った外構をご提案しています。
この記事では、福岡の気候にもやさしく馴染み、やがて“その家らしさ”になっていく外構素材とデザインを、実例を交えてご紹介します。
時と仲良くなる4つの素材
木(ウリン・セランガンバツ)
- 雨に濡れると色が深まり、
- やがて銀白色に落ち着いていく。
- 雨や劣化に強いハードウッド、ウッドデッキや門柱に。
鉄(コールテン鋼・黒皮鉄)
- 錆は、劣化ではなく「味」になる。
- 表札や小さなオブジェが、庭に静かな個性を添える。
- 緑とのコントラストも美しく。
自然石(鉄平石・御影石・乱形石)
- 雨の日、濡れてなお美しい。
- 和でも洋でも、足元から“余白”を生む素材。
- 小道や花壇縁、水鉢などに。
コンクリート(洗い出し・モルタル)
- 無機質なのに、なぜか懐かしい。
- 時を重ねるほど風景に馴染み、雑木の庭とも相性が良い。
福岡の気候と、経年素材のいい関係
福岡は、湿気が多く、雨の日も多い地域です。 けれどそれは、素材の表情を豊かにしてくれるチャンスでもあります。
「にわつく」では、
- 風通しの良い配置
- 素材の特性を活かした施工
- 雨の後こそ美しい景色
そんな設計と素材選びを大切にしています。
「にわつく」の外構実例|風景になる庭
- 築7年のウッドデッキ:日々の陽射しと雨で、少しずつ色が抜けて、庭との境界が曖昧になっていく。
- 鉄の表札:最初はただの板だったものが、今では植栽と共鳴し、庭の顔になっている。
- 石畳のアプローチ:梅雨の雨に濡れたときが、いちばん綺麗。夜、ライトが当たると静かにきらめく。
よくあるご質問(FAQ)
Q1. 経年美のある素材はメンテナンスが大変では?
A. 必要以上の手入れは不要です。自然に任せながら、時を楽しむ設計をしています。
Q2. 経年変化はどのくらいの期間で出てきますか?
A. 1〜2年目から変化が現れはじめ、3〜5年で風合いが落ち着いてきます。
Q3. モダンな家にも経年素材は合いますか?
A. シンプルな建築ほど、素材の“味”が映えます。無機質と自然素材のバランスをご提案します。
📩 家とともに、庭も歳を重ねていく——。
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その庭には、静かな時間が流れている。
派手ではない。 でも、忘れられない。
そんな風景を、福岡にひとつずつ。 にわつくは、今日もつくっています。
文責・監修:長崎秀人
福岡県の注文住宅専門の設計事務所「長崎材木店一級建築士事務所」及び「にわつく」の代表。
業界歴35年、建築士・宅地建物取引士資格保有。
設計から施工、不動産取引まで一貫対応する体制で、信頼性の高い住まいづくりを支え続けている。