綺麗な芝生のお庭で子供やペットと一緒に気持ちよく遊びたい!、、と
夢を膨らませる方も多いのではないでしょうか?ですが綺麗な芝生を保つためにはお手入れをする必要があります。
お手入れが想像以上に大変、、追いつかない、、と結果芝生をダメにしてしまわないためにも事前にお手入れについても準備して頂き、快適な芝生Lifeを過ごして頂きたいと思っております。
今回は一般的住宅での採用がほとんどの『高麗芝/コウライシバ』についての基本的なお手入れ方法をご紹介します!!
まずは年間を通しての各お手入れの頻度とタイミングをまとめてみました。
ぱっと見、「思ったよりも色々あって大変そう、、」と思われるかもしれませんが、それぞれの作業自体はそこまで大変な作業ではありませんのでご安心ください。
ひとつひとつ確認していきましょう。
1.芝生の刈り込みについて
まずは「しっかりと根付いてから行う」のが基本となります。
そして、刈り込みの長さ(深さ)は上3分の1程度が目安となります。
根付く前に刈り込んだり、短く切りすぎる(=生長点を切ってしまう)と、芝生は弱ってしまいます。
芝生が寝ている(倒れている)こともあると思いますので、刈り込む方向を変えながら刈り込むことでよりキレイに刈り込むことができます。
芝生を貼られているスペースに応じて様々な芝刈り機(道具)があると思いますが、芝刈り機の種類についてはまた別の機会でご紹介したいと思います。
2.芝生の水やりについて
まず芝生を貼った直後はとにかく乾燥に要注意です。カレンダーに書いた頻度以上になります、乾いたらあげるくらいの頻度で構いません。
根付いてからも乾燥に注意する点は変わりません。お住まいの地域や環境に応じて対応して頂きたいと思います。
そしてもうひとつ気を付けなければいけないのが水やりの量です。ここが意外と盲点だったりします。
水やりの頻度はきちんとあげてるのに芝生がキレイに育たない~>_< と言われるケースのほとんどがあげてる水の量が少ないことです。
表面が濡れる程度では全く土の中には浸透していません。表面だけでなく地中までしっかり染み込むことをイメージして、うっすらと水たまりが出来るくらいたっぷり水やりしましょう。
3.芝生の施肥
肥料は、春から秋にかけて芝生の状態に応じて与えましょう。基本的には化成肥料を使用すると良いです。
与え過ぎにも注意が必要ですので説明欄の時期や頻度を守るようにします。暑さがピークの頃には肥料は使用せず活力剤を与えます。(肥料よりも低濃度の栄養液の事)
与え過ぎないこと・ムラなく撒くこと・撒いたら水をあげて地中に溶かすこと、に注意しましょう。
4.目土入れ
目土入れの目的は簡単に言うと「芝生の活性化」と「でこぼこの修繕」です。春先に目土を入れることで芝生の発芽を促します。その際、芝生の生育は凹んだ箇所は悪いので、不陸(でこぼこ)を修繕し平らにすることでキメの細かい芝生に成長させる事が出来ます。
必ずしも全面行う必要は無く部分的に行うこともあります。
そして毎年必ず行う必要はありません。不陸がある、芝生がスカスカしている・元気がない、芝生のランナー(茎)が見えてしまっている、などの問題が無ければ大丈夫です。
5.除草(雑草の除去)
生命力の強い雑草を放置してしまうと場合によっては芝生の成長を上回ってしまします。そうならないためにも雑草は適宜除去する必要があります。
除草剤もありますが、基本的には子供やペットが遊ぶケースが多く実際のところ除草剤を使用されている方は少ないと思います。
そうなるとひたすら抜いていくしかないのですが、やはり繁殖前に抜いてしまうのが秘訣です。種を落とし繁殖してしまうと更に労力を要してしまいます。
いよいよ手に負えなくなった際は除草剤の併用をご検討ください。刈り込み等のお手入れを高めて芝生の密度を上げることで雑草の発芽・成長を抑えることが出来ますので、除草の手間を省くためにも頑張りましょう!
6.エアレーション
エアレーションとは地面に穴を開ける作業のことです。その効果は、耕すことの出来ない芝生の下の土の通気性を上げ、空気が入ることにより根や微生物の活動を助けます。
通気性の低い土壌では菌が繁殖しやすく根の呼吸も阻害されるため芝生が弱る原因となります。エアレーションとは貴重な作業なのです。
道具の種類もいくつかあり、それに合わせて、近くの樹木の根まで痛めてしまわない事や、照明器具などの電気配線や水道管や排水管などの地中埋設部には注意しましょう。
7.殺菌剤・殺虫剤の散布
まずは上記のエアレーション作業やサッチング作業を行い芝生の環境を良くすることに努めましょう。※サッチング…枯れ芝などが溜まった層(サッチ)を取り除くこと。枯れ芝が溜まると通気性や排水の悪化に繋がり菌の繁殖や芝生が弱まる原因となります。
それでも芝生に病気が発生してしまうこともありますが、正直なところ芝生の病気を特定するのはかなり困難です、、
そんな時のためオススメを3つご紹介しておきます。①グラステン水和剤 ②トップグラス ③ユニゾン水和剤 です。効果を観察しながら使い分けてみてください。
同じものを使用し続けると菌にも耐性がついてしまい効果が薄れてしまうのである程度ローテーションした方が良いとされています。
予防として定期的に散布することをオススメしますが、特に主な病気が発生しやすい「4月上旬」「梅雨前」「夏前」「9月の長雨前」あたりは特に注意されてみてください。
今回は高麗芝についてのお手入れ方法を簡単にまとめてみました。
高麗芝はこまめに手を掛けることで密度も高まり見栄えはとても良くなります。子供やペットなどご家族の方も安心して過ごしやすくなり、手を掛けた分だけ快適な環境を与えてくれます。
是非とも、芝生と気持ち良く付き合い快適なガーデンライフを手に入れて頂きたいと思っております。参考にして頂けると幸いです。
最後まで読んで頂きありがとうございました^^