冬から春にかけて開花する花が少なくなりお庭がちょっと寂しい時期がやってきました。
寒さの厳しい冬であっても、元気に花を咲かせてくれる植物はたくさんあります。
そんな中、庭の片隅で美しく咲くクリスマスローズについてご紹介したいと思います。
クリスマスローズは育てやすい植物なので、夏の暑さにさえ気をつけておけばガーデニング初心者の方でも安心して育てることができ、冬の少し寂しくなった花壇に彩りを添えてくれます。
1.クリスマスローズの花言葉
クリスマスローズの花言葉は、「労り」「追憶」「慰め」「私の不安を和らげて」「私を忘れないで」「中傷」などの花言葉がつけられています。
クリスマスローズの花言葉の多くは、中世のヨーロッパで騎士が戦場に行くとき、自分のことを忘れないでほしいとい願いをこめて恋人にクリスマスローズを贈っていたことに由来しています。
寒い風に耐えるよう下向きに花を咲かせる姿と、もう会えないかもしれない戦士たちの不安や寂しさが重なったのかもしれませんね。
また、日本では「合格」という験担ぎにもなる花言葉がつけられています。
クリスマスローズの花に見える部分は、実は花びらではなくガクです。
そのため、ガクは散って落ちることがないことから、受験を応援してくれる「合格」という花言葉がつけられています。
「合格の花」として、クリスマスローズを受験生への贈り物にするのも素敵ですね。
2.地植えの場合
クリスマスローズは冬に咲く植物なので、暑い時期があまり得意ではありません。
一般的な植物と逆のサイクルで活動していますので、夏の日差しを遮ることができ、水はけが良い場所を選びましょう。
植える場所は落葉樹の下がベストですが、落葉樹の下に植えることができない場合は、朝日の当たる生け垣や家の壁のそばが程よく日も当たり、影もできるのでおすすめです。
午前中は日が当たり、午後2時以降は日陰になるような、なるべく涼しい風通しの良い環境に置くと簡単に育てられます。
地植えにすれば、特に植え替えは必要ないので簡単です。
毎年10月になったら株元に、置き肥を与えるとその年の花付きがよくなります。
3.水やり
クリスマスローズは、普通の草花ほどマメな水やりは必要ではありません。
地植えであれば、雨水のみで生きていけますので、日照りの時以外は特にやる必要がなく、簡単に育てられます。
多少の乾燥には強いですが、あまりにも乾燥させすぎてグッタリすることが続くと体力が奪われ病気になりやすくなります。
4.花を飾ろう
育てたクリスマスローズを切り花でも楽しんでみましょう。
クリスマスローズは「湯あげ」と呼ばれる水揚げ方法を使うと、長く楽しむことができます。
このひと手間でお花がぐんと長持ちしますよ。
また、他の植物に比べて水分が少なく乾燥しやすいので、ドライフラワーに向いています。
切り花として飾った後に、直射日光が当たらない風通しが良い場所で、頭を下にして吊り下げて乾燥させましょう。
クリスマスローズのドライフラワーを手軽に楽しむことができます。
5.最後に・・・
寒い朝に、庭の手入れをしながらクリスマスローズの成長が益々楽しみになってくる季節。
ぜひ冬に咲く花を育てて、寒い季節もガーデニングを楽しんでみてはいかがでしょうか?
最後まで読んで頂きありがとうございました^^